体操競拉で・・・
体操競拉で、演拉をする選手の横で選手を見つめ、たまに手助けしようとする人。
鉄棒で、選手が鉄棒から手を離し、着地しようとするとき、そばで選手をサポートする人がいますよね?「あの人、だれなんだろう?」って思ったことないですか?この入の動きを追うと、けっこうおもしろい。
鉄棒をくるくる回る選手に合わせて、この人も顔(体も)を回す。
そして着地に近づくと、その動きはいよいよ激しさを増し、選手が空中に飛び出すと、まるで空から大切なものが降ってきたかのように、選手を抱きかかえにいこうとする。
が、たいていは踏みとどまる。
選手が転倒しようとするのでないかぎり、抱きかかえにいくことはない。
しかし、触れ合わないわけではない。
演技がうまくいったときなどは、選手の肩を叩き、ニッコリ笑って抱き合ったりする。
こうしてみると、まるっきりの他人ではないようだ(当たり前だって)。
この人は、つり輪でも登場する。
うしろから選手をかかえあげて、つり皮にぶら下がらせるのだ。
「あの人の名前ですか?名前ねえ。ふつうは補助、補助っていってますけど」と日本体操協会。
うーん、確かに補助という役割ではあるんでしょうけどね。
「じゃ、監物先生に聞いてもらえますか?電話番号教えますから」監物先生っていうと?「ほら、オリンピックで金メダルをとった方ですよ。
いま日体大の監督をなさってますからしというわけで、監物永三先生に尋ねると、「それはコーチですよ、コーチ。
日ごろ、教えているコーチがやるんです、あれを」あ、コーチですか。
「そう。高校あたりだと、選手がやりますけど、全日本クラスになると、全部コーチです」はっ、わかりました。